魚ベースのドッグフードの正しい選び方&おすすめランキング-ドッグフード博士

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魚ベースのドッグフードの正しい選び方&おすすめランキング-ドッグフード博士

ここでは魚ベースのドッグフードの正しい選び方&おすすめランキングをご紹介します。食欲にムラがあるチワワが人気なこともあって、香りが強く嗜好性が高いことから国内でも「魚ベースのドッグフード」が増えて来ましたね。「うちの子は魚が好きだから…」そんな理由で選んでいませんか?魚ベースのドッグフードを選ぶ時に気を付けて欲しいポイントなどもまとめたので参考にしてみて下さい。

 

魚ベースのドッグフード【目次】

 

魚ベースドッグフードを選ぶ際の3つの重要ポイント!【これだけは絶対チェックして⁉】

肉食材が魚だけのものを選ぶ

食物アレルギーが無い子は特に気にする必要はありませんが、穀物などにアレルギーがある子の場合はチキンなど他にもアレルギーがある場合があります。

 

チキンやラムなど、他の肉食材が混ざっていない魚だけを使用したドッグフードを選びましょう。

 

魚の使用量が多いものを選ぶ

原材料表は使っている割合が多い順番に書かれています。中には肉や魚よりも穀物の方が多いメーカーがあります。一番目に魚が書かれていたり、魚の使用量書かれているメーカーを選びましょう。

 

グレインフリー(穀物不使用)のものを選ぶ

魚ベースのドッグフードは良く「アレルギー対応食」として売られているケースが多いです。でも、中身をみると小麦・トウモロコシ・大豆など、犬が食物アレルギーを起こしやすい食材が大量に使われているものが多いです。

 

食物アレルギーを持っている子は、アレルゲンを数種類持っていることが多いので穀物などにも十分注意し、米やオーツ麦などの穀物も不使用のものを選んであげて下さい。

 

魚ベースドッグフードを選ぶ基準をもとにおすすめドッグフード20種類を比較!

※1

他の動物食材

魚の使用量

穀物不使用※2

オリジン

(6フィッシュ)

〇(85%)

アカナ(パシフィックピルチャード)

〇(50%)

オーブンベークド(グレインフリーフィッシュ)

〇(52.3%)

フィッシュ4ドッグ

〇(48.27%)

ロータス(グレインフリー フィッシュレシピ)

リガロ

アディクション

ピナクル

アーテミス

(サーモン&ガルバンソー)

ニュートロナチュラルチョイス(フィッシュ&ポテト)

ブラックウッド(5000)

ドクタープロ(3フィッシュポテト)

×

プロプラン(成犬用サーモン)

×

スーパーゴールド

×

ボッシュ(ハイプレミアム+マス&ポテト)

×

クプレラ(セミベジタリアンドッグ)

×

メディコート

×

×

ビューティープロ(食物アレルゲンに配慮)

×

×

ナチュラルハーベスト(メンテナンススモールフィッシュ)

×

×

グリーンフィッシュ

×

×

ファーストメイト

×

ドッグデイト

×

×

※1、メーカー名+(商品名)は当サイトでレビューした商品とは別のフードです。
※2、完全穀物不使用=〇、「トウモロコシ・大豆・小麦」不使用は△、その他は×

 

魚ベースドッグフードのおすすめランキング

オリジンドッグフードのおすすめポイント

オリジンドッグフードの「6フィッシュ」は他の肉材料などは一切使わず、魚だけを使用した無添加・穀物不使用のドッグフードです。6種類の魚(サーモン・カレイ・ウォールアイ・パイク・ホワイトフィッシュ・ニシン)を全体の85%も使用しているので、魚ベースのドッグフードでは珍しい高たんぱくなドッグフードに仕上がっています。ただ、魚のみですがたんぱく源が6種類も入っているので、アレルギー対策で与えるのは難しいです。

価格 6,300円(2.0kgの定価)
評価 評価5
備考 グレインフリー(穀物不使用)/人口添加物無添加/材料はヒューマングレード/魚ベースで最も高たんぱく
オリジンドッグフードの総評

オリジンに使われる食材は魚も含めて全て契約農家から購入しています。魚に至っては養殖は使用せず全て漁獲したものを使用しています。なので養殖によるホルモン剤入りの飼料や抗生物質の心配もない安全なドッグフードと言えます。

 

アカナドッグフードのおすすめポイント

アカナのには5種類の魚を使った高たんぱくな「パシフィカドッグ」とイワシのみを使った「パシフィックピルチャード」があります。アレルギー対応という意味ではイワシのみで作られたパシフィックピルチャードがおすすめです。パシフィカドッグは全体の70%に魚を使用し、たんぱく質35%と高たんぱくです。パシフィックピルチャードは全体の50%にイワシを使い、たんぱく質31%になっています。

価格 5,300円(2.0kg)
評価 評価45
備考 グレインフリー(穀物不使用)/魚ベースで2種類あり/無添加

 

オーブンベークドドッグフードのおすすめポイント

オーブンベークドには魚ベースでグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードがあります。白身魚とは書かれているんですが、魚の種類までは分かりません。生の魚を35.3%と乾燥の魚を17%使用しています。「乾燥鶏卵製品」というものも含まれているので、アレルギー対策で使う際は注意して下さい。高たんぱく・高脂質で抗炎症作用に期待できるオメガ3脂肪酸が豊富です。

価格 5,292円(2.27kg)
評価 評価4
備考 グレインフリー(穀物不使用)/白身魚が52.3%使用/無添加

 

フィッシュ4ドッグドッグフードのおすすめポイント

フィッシュ4ドッグには通常のファイネストと、高級なスーペリアがあります。当サイトでは「オーシャンホワイトフィッシュ」をレビューしましたが、「サーモン」や「パピー(子犬用)」などもあり、魚ベースのドッグフードの種類が豊富です。高級なスーペリアはファイネストよりも千円ほど高くなりますが、アレルギーが多く魚しか食べられない子にはおすすめのドッグフードです。

価格 5,130円(3.0kg)
評価 評価35
備考 グレインフリー(穀物不使用)/白身魚とサーモンを全体の48.27%使用/無添加

 

ニュートロナチュラルチョイスドッグフードのおすすめポイント

ニュートロナチュラルチョイスには「フィッシュ&ポテト」というドッグフードがあります。以前は玄米が入っていたんですが、リニューアルで玄米の代わりにポテトを使うようになりました。価格的にも比較的安く入手性も良いです。ただ、全体的に栄養価が低く成犬用のみとなります。

価格 3,480円(3.0kg)
評価 評価3
備考 グレインフリー(穀物不使用)/人口添加物不使用/成犬用/低価格

魚ベースドッグフード選びで迷ったらおすすめはコレ!

魚ベースのドッグフードの正しい選び方&おすすめランキング-ドッグフード博士

魚ベースではオリジンドッグフードがおすすめの理由
  • 魚ベースの中でも最も高たんぱく
  • 魚の使用量が85%と最も多い
  • 低炭水化物で肉食である犬本来の食事に近い
  • 人間が食べられるヒューマングレードの食材を使用
  • グレインフリー(穀物不使用)
  • 人口添加物不使用

 

オリジンドッグフードの「6フィッシュ」は魚ベースのドッグフードで最も高たんぱく(38%以上)です。これは全体の85%に魚を使用しているからです。完全なグレインフリー(穀物不使用)なので血糖値を上げやすい炭水化物を16%に抑えたフードです。

 

また、オリジンはヒューマングレードの材料を使用し、人口添加物不使用で作られます。安全性や栄養価などは文句をつけるところがありません。唯一問題なのは値段ですね。

 

犬は魚のアレルギーが少ないとされていますが、オリジンは6種類の魚を使っています。その為、アレルギー対応であげるならイワシのみで作られたアカナの「パシフィックピルチャード」がおすすめですよ。

 

 

魚ベースドッグフードのQ&AⅠ:魚ベースにすればアレルギーは起きないの?

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アレルギー対応ドッグフードのQ&AⅢ:犬にとってアレルギーになり易い食材とは?」を見ても分かるように一般的に、犬は魚での食物アレルギーは起こりにくいと言われています。

 

でもたんぱく質に対して起こる免疫異常がアレルギー反応なので、起こる可能性はあります。また、魚でも「サーモンは大丈夫なんだけど白身魚(タラ)がダメ」といったような子もいます。

 

食物アレルギーは大抵1種類ではとどまらず数種類にまたがっているケースが多いです。、穀物やチキンなど、何かに食物アレルギーがある子は「魚ベースでもサーモンのみ」や「白身魚のみ」といった単一たんぱく源のフードをおすすめします。

 

魚ベースドッグフードのQ&AⅡ:「フィッシュ4ドッグ」ってどうなの?

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フィッシュ4ドッグは穀物不使用・人口添加物無添加のドッグフードです。白身魚とポテトをメインにエンドウ豆も多めに使ったドッグフードなんですが、おすすめはパピーだけですね。

 

「オーシャンホワイトフィッシュ」と「サーモン」に関してはたんぱく質・脂質・カロリーが全体的に低く、成犬のダイエット用には良いかもしれません。でも市販のドッグフードと比べればずっと優れたドッグフードであることは確かです。

 

高級な「スーペリア」シリーズもありますが、やはりポテトとエンドウ豆の使用量が多く、炭水化物(糖質)が高いように感じます。

 

魚ベースドッグフードのQ&AⅢ:魚ベースのドッグフードにメリット・デメリットってある?

メリット

デメリット

  • オメガ3脂肪酸が豊富
  • 食物アレルギーを起こしにくい
  • 高たんぱく
  • 低カロリー
  • 消化に良い
  • 材料名の表記が曖昧なものがある
  • 肉と比べると腹持ちが悪い

 

魚(特に青魚に多い)には抗炎症作用が期待されるEPAや、痴呆予防が期待されるDHAなどが豊富に含まれています。また、肉と比べるとたんぱく質の割に脂質が低くヘルシーです。動物性のたんぱく質なので犬にとっても消化し易いのもメリットです。

 

メーカーによって「白身魚」などしか書いておらず、「タラ」や「カレイ」などの魚の種類をしっかり記載していない場合があります。アレルギー対策にあげる場合、たんぱく源が分からないとアレルゲンを特定できません。

 

魚ベースドッグフードのQ&AⅣ:国産で魚ベースのドッグフードのおすすめってどれ?

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国産の魚ベースドッグフードなら「わんこのきちんとごはん(フィッシュ)」がおすすめな理由
  • 国産で無添加
  • 穀物の使用量が少ない
  • 低カロリーでダイエットにもおすすめ
  • サクサクと柔らかくてシニアにもおすすめ
  • AAFCOの栄養基準を満たした総合栄養食

 

わんこのきちんとごはん」は、大豆を使用していてグレインフリーとは言えません。ですが、国産で魚ベースのドッグフードとしては穀物の割合も少なくおすすめできるドッグフードです。

 

原材料を見ると白身魚の次に大麦を使っています。穀物ですが小麦とは違い食物アレルギーのリスクが低いので安心して食べさせられます。大豆は穀物の中でもアレルギーを起こし易いので注意が必要です。

 

総合栄養食なんですが、子犬には少しカロリーが低すぎます。1~6歳頃の太り易い成犬におすすめです。また、「ポーク&フィッシュ」という豚レバー入りもあるので、魚のみを使ったドッグフードを探している場合は、注意して下さい。

 

 

魚ベースのドッグフードの正しい選び方&おすすめランキング-ドッグフード博士

 

魚ベースドッグフードのQ&AⅤ:柴犬には魚ベースのドッグフードが良いって本当?

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柴犬に魚ベースのドッグフードを選ぶ時のポイント
  • 本当に魚の使用量が多い
  • オメガ3脂肪酸の含有量が1%以上

 

上記のような特徴をもったものなら、ある程度の効果が期待できるかもしれません。というのも、市販の柴犬用フードや魚ベースのドッグフードは思っているほど、魚を使っていなかったり肝心な栄養成分(オメガ3脂肪酸)が含まれていません。

 

諸説ありますが、良く言われるのは「柴犬は日本で魚をメインのたんぱく源として進化しててきたので、魚に多く含まれる「オメガ3脂肪酸」を摂取し、DHAで痴呆予防、EPAで皮膚炎を抑えるのが良い」という説です。

 

確かに、オメガ3脂肪酸は抗炎症採用による皮膚炎や関節炎の緩和や、ボケ防止に効果が期待されています。但し、現時点で「オメガ3とオメガ6の理想的なバランス」や「含有量」などが分かっていません。

 

中でも悪質だと思うのは「プロマネージベストバランスの柴犬専用」などです。公式サイトには「オメガ-3脂肪酸(DHA・EPA)を含む良質な魚を使用し、皮膚の健康を維持。」と書かれていますが、含有量は書かれていません。

 

また、「魚を使用」と書いていますが原材料表を見ると魚の使用量が少ないことが分かります。(原材料欄は使用量の多い順番に書かれています。)なんとなく、それらしいことを書いているだけの商品が多いんですね。

 

「魚味」などと書かれていても、原材料表を見ると「穀物>お肉>お魚」の順番に使っているドッグフードも珍しくありません。せっかく柴犬に魚ベースのドッグフードを選ぶなら、上記のポイントをチェックしてみて下さい。

 

まとめ


魚ベースのドッグフードを選ぶポイントと、おすすめ商品をランキングでまとめました。「魚ベース」と言っても、メーカーによって使用量や品質が異なることがお分かり頂けたかと思います。

 

市販されるフードには「なんとなく魚を使っていそうに見えるドッグフードがたくさん」あります。このページがあなたの魚ベースドッグフードを選ぶ時の参考になれば幸いです。

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