犬の足が小刻みに震える原因と理由とチェックすべきサインとは?

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犬の足が小刻みに震える原因と理由とチェックすべきサインとは?

犬の足が小刻みに震える原因と理由とチェックすべきサインとは?

犬の足が小刻みに震える原因と理由とチェックすべきサインとは?

犬が震えることは珍しいことではありません。日常生活の中で犬が震える原因となることはたくさんある為です。ただし、震える以外の仕草や症状が一緒に表れている場合は、病気の可能性もあるので病院で診て貰う必要があります。ここでは犬が震える原因と、チェックすべき仕草や症状をご紹介します。

 

犬が震える原因と対策【目次】

 

犬が震える原因と理由

犬の足が小刻みに震える原因と理由とチェックすべきサインとは?

ここでは主に病気以外の震える原因をまとめました。愛犬の震えに対して思い当たることが無いかチェックしてみて下さい。病気が心配な場合は「震える時に考えられる病気」を参考にしてみて下さい。

 

痛み

犬は痛みに耐える際に震えることがあります。スキンシップを通して体全体を撫でてみて下さい。痛がって特定の場所を触ると鳴いたり、触られるのを嫌がる場合は病院に連れて行きましょう。

 

恐怖

犬は人の10倍の聴力を持っているといわれています。遠くの雷や花火、重機や工事の音などに恐怖していることも考えられますし、初めて会う人や犬に恐怖していることもあります。

 

ストレス

昼間子供に執拗に追い回された、大きな犬と初めて会った、夫婦喧嘩、スキンシップや構ってあげる時間が少ない、散歩不足、トイレが汚いなどのストレスから震えることもあります。

 

寒さ

犬は寒さに強い動物なのであまり寒さで震えることはありませんが、子犬や老犬は体温調整機能が低いので寒さから震えるケースもあります。

 

興奮

飼い主が帰ってきたうれしさ、テレビに映ったもの、食事の準備中、散歩の前など嬉しさの他にも怒りや驚きによる興奮によって体が震えることもあります。

 

吐き気

車酔いや体調不良による吐き気によって震えることがあります。その為、「痛み」と「震え」と「嘔吐」がセットで起こることもあります。

 

加齢

加齢に伴って筋力が低下し、足が小刻みに震えるようになります。初期症状として足の震えが出始め、症状が進むにつれて立ち上がる時に震えたり、ケガをしている訳でもないのに足を引きずるようになります。

 

犬の足・後ろ足が小刻みに震える理由

犬の足が小刻みに震える原因と理由とチェックすべきサインとは?

何かに怖がっている

遠くで鳴っている雷や花火などに怖がって震えている可能性もあります。遠くで大きな音がしていないか、何か怖がるような原因がないか探してみましょう。

 

生活音を怖がっている場合、「生活音に慣らすしつけ」をしていくと少しずつ慣れていきます。

 

ヘルニアなど痛みを伴う病気

痛い時のサインもチェックして欲しいんですが、少し触っただけで痛がって鳴いたり、抱っこを嫌がる・段差を嫌がる・動くのを嫌がるといった症状がみられる場合は、痛みを抱えている可能性があります。

 

ミニチュアダックスやウェルシュコーギー・シーズー・コッカースパニエルなど、小型化や短足に繁殖された犬はヘルニアを好発しやすい犬種です。

 

震えが収まらなかったり、触っただけで痛がる・触られるのを嫌がる場合、早めに病院に連れていってあげて下さい。

 

精神的に不安定になっている

震え以外にも食欲不振やトイレの失敗などがあり、病院で検査を受けても原因が分からないこともあります。そういった場合、獣医からは「精神の不安定」と診断されることもあります。

 

ただし、震え以外にも明らかな異常がある場合はセカンドオピニオンや大きな病院での精密検査を受けてみることをおすすめします。小さな病院では見つからない疾患が見つかることもあります。

 

寒さからくる震え

犬はもともと寒さに強いので寒いからといって震えることはあまりありません。ただ、チワワなどの小型犬やシニア犬になってくると体温調整能力が下がり寒さに弱くなります。

 

室温を少しあげてみたり、犬種によっては服を着せてみる。寝床の防寒性を高めてみて震えが収まるか様子を見てみましょう。

 

犬が震える時に考えられる病気

犬の足が小刻みに震える原因と理由とチェックすべきサインとは?

ここからは病気の症状として「震え」が出やすい病気をご紹介します。それぞれ「震え」以外の症状や特徴をまとめたので愛犬を観察するのに参考にしてみて下さい。

 

レプトスピラ症

スピロヘータという細菌に感染することで発症します。レプトスピラには多数種類がありますが、「震え」が起こるのは「黄疸出血レプトスピラ菌」に感染した場合です。

 

主な症状は高熱・全身の震え・嘔吐・粘膜からの出血・食欲低下・黄疸などです。感染経路はネズミや感染したネズミの尿が混ざった水を飲んだり傷口に付くことで感染します。

 

感染した犬と交尾をすることでも感染します。また、レプトスピラは人獣共通感染症で、国内では沖縄の他に赤道に近い海外渡航者が感染して国内に持ち込む例も報告されています。

 

コクシジウム症

コクシジウムという原虫に寄生されることで発症します。成犬の場合、特に症状が出ませんが免疫力が低い子犬や老犬の場合、寄生虫が増殖し次のような症状が出ます。

 

下痢・食欲低下・脱水症状・震え・微熱・混乱・血便・嘔吐・体重減少・元気がないなど。感染した犬の糞の中にスポロシストと言う卵の状態のコクシジウムがおり、糞食や挨拶でお尻を嗅いだ際に入り込みます。

 

通常、薬で1~2週間ほどで回復します。症状が収まっても勝手に投薬を止めず、便の検査をして獣医からOKが出てから止めましょう。

 

ジステンパーウィルス感染症

ワクチンを接種していれば咳や熱程度で済むか、無症状で済みます。ワクチンを未接種で感染し、免疫力が低い子犬やシニア犬の場合次のような症状が出ます。

 

下痢・嘔吐・咳・熱・目ヤニ・食欲低下・鼻水・くしゃみなど、重症化することで痙攣・泡を吹く・失禁・筋肉の痙攣(ピクピク)などの症状が出ます。

 

感染経路は感染した犬のくしゃみや直接または間接的に接触することで感染します。多頭飼いの場合、食器の使いまわしでも感染するので注意が必要です。

 

低血糖症

生後3カ月までの子犬に良く見られますが、食事量の少ない小型犬や5歳以上の大型種にも追い病気です。また、糖尿病の治療としてインスリンを投薬しますが、量が多くても低血糖症を起こします。

 

主な症状は痙攣発作・元気がない・下半身の麻痺・意識を失う・ぐったりするなどです。緊急の対応としては砂糖水などを口の内側に塗りこむようにして与えます。(チョコなどNG食品には注意)

 

病気の場合は治療をし、子犬や運動量が多い大型種の場合は1回の食事量を減らして食事の回数を増やすことで、血糖値を保ち予防することができます。

 

狂犬病

狂犬病ウィルスに感染すると発症する病気で人獣共通感染症です。発症すると100%死んでしまう怖い病気で、国内では1957年以降狂犬病の発生はありません。

 

主な症状は大量のよだれ・発熱・攻撃的になる・噛みつく・挙動不審・食欲低下・徘徊する・水を怖がる・立てなくなる・痙攣などです。

 

年に1回のワクチン接種が最も効果的な予防策です。日本は清浄国ですが、2006年にフィリピンで犬にかまれた人が帰国後に京都で発症し死亡した例もあります。現状を維持する為にもワクチン接種を徹底しましょう。

 

犬が震えて元気がない時にチェックすべき仕草やサイン

犬の足が小刻みに震える原因と理由とチェックすべきサインとは?

変化点 詳細
姿勢

・普段休んでいる姿勢とは明らかに違う姿勢をしている
・どこかをかばうように座る・横たわっている
・伸びをするような祈りのポーズ

仕草

・1か所を気にするように舐める・噛む・見ている
・呼吸が浅く早い
・動こうとしない
・寝ている訳ではないが横になって動かない
・一か所をぐるぐる回る
・普段はできているのにトイレを失敗する
・食欲不振

鳴き声

・クンクンと鳴く
・普段は鳴かないのに無駄吠えする
・高い声で鳴く

歩き方

・左右非対称に歩く
・足をひきずる
・普段と比べて尻尾の動きが少ない
・どこかをかばうように歩く

 

犬が震えていて元気がない場合、上記のような変化がないか確認してみて下さい。上記は主に痛みがある場合に犬が見せる仕草やサインです。

 

震えや元気がない他に上記のような変化が見られる場合、傷みを抱えていることが予測されるので一度病院で診て貰いましょう。

 

犬が震えと嘔吐の症状がある時の対処法

犬の足が小刻みに震える原因と理由とチェックすべきサインとは?

犬に震えと嘔吐の症状がある時に疑わしいのが「食中毒」です。吐いたものの中に異物や犬が食中毒を起こすようなものが無いか確認してみて下さい。

 

また、傷みと嘔吐がセットになることは珍しくありません。例えば、ヘルニアを発症していると知らずに抱っこする→キャインと鳴く→震える→吐くといった感じです。

 

単純にビックリして鳴く場合もあります。この場合はビックリ(興奮状態)で鳴く→震える→吐くといった流れになります。

 

「震えと嘔吐」という症状だけでは原因を特定することは困難です。「病院に連れて行った方が良い吐く・嘔吐の症状」も参考に必要であれば病院に連れていってあげて下さい。

 

犬が寝てる時に震える原因と対策

犬の足が小刻みに震える原因と理由とチェックすべきサインとは?

  • 夢を見ている
  • 寒さで震えている

 

犬が寝ている時に限って震える場合に考えられるのは主に上記2つです。夢を見ている場合、その子によって反応は変わりますがピクピクと動いたり・尻尾を振る・歩いているかのように足を動かすといった行動も見られます。

 

冬場は寒さに強い犬種であっても寒さで震えることがあります。部屋の温度を調整したり、寝床が暖かくなるように毛布や着なくなったダウンなどを入れて様子を見てみましょう。

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