【中国産って本当?】モグワンの成分と原材料について徹底分析!
モグワンドッグフードの成分と原材料について調査したところ、中国産の材料を使用する可能性があることが分かりました。「本当に安心して愛犬に与えることができるのか」という視点から調べた結果、当サイトとしてはモグワンに危険性はないと判断しました。詳しい内容については本文をご覧ください。
モグワンの成分と原材料【目次】
比較成分 | モグワンが公表している成分 | AAFCOの栄養基準(子犬用基準)※ |
---|---|---|
粗たんぱく質 | 28.0% | 18.0%以上(22.5%以上) |
粗脂肪 | 12.0% | 5.5%以上(8.5%以上) |
粗繊維 | 3.0% | ― |
粗灰分 | 8.0% | ― |
水分 | 8.0% | ― |
オメガ6脂肪酸 | 1.63% | 1.1%以上(1.3%以上) |
オメガ3脂肪酸 | 1.29% | ― |
カルシウム | 1.65% | 0.5~1.8%(1.2~1.8%) |
リン | 1.27% | 0.5~1.6%(1.0~1.6%) |
カルシウムとリンの比率 | 1.3:1 | 1:1~2:1(同じ) |
マグネシウム | 0.17% | 0.06%以上(同じ) |
ナトリウム | 0.29% | 0.08%以上(0.3%以上) |
カリウム | 1.05% | 0.6%以上(同じ) |
カロリー/100g辺り | 344㎉ | ― |
※、AAFCOの2016年更新の栄養基準、()内は子犬用の基準
ここではモグワンドッグフードが公表している栄養成分値を、AAFCOの基準をクリアしているか比較してみました。数値が入っていないところは、基準値が設定されていない項目です。
AAFCO(米国飼料検査官協会)とは「The Association of American Feed Control Officials」の略称です。ペットフードに限らず、家畜飼料の栄養基準や表示・製造などの基準や定義をまとめている団体です。他にもFEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)やNRC(全米研究評議会/米国科学アカデミー)などがありますが、国内(ペットフード構成取引協議会)ではAAFCOを採用しています。
モグワンドッグフードは全年齢対応なので、子犬用(栄養要求量が高い)の基準もクリアしていることが分かります。因みに、AAFCOの基準は「乾燥重量」となっています。
「ナトリウムの価が子犬用の基準をクリアしていない!」と気づいた方もいるかもしれませんが、モグワンに含まれる水分(8.0%)を抜くとナトリウムの価は0.31%となるので基準をクリアしていることになります。
乾燥重量の求め方については「モグワン・カナガンのカロリーや脂質を他の無添加ドッグフードと比較」にて説明しているので、リンク先を参考にして下さい。
- リン・マグネシウムはストルバイト結石の元
- カルシウムはシュウ酸カルシウム結石の元
フードに含まれるミネラル分が結石の原因となることもあるので、つい上記のようなミネラル分の値が気になります。ですが、尿路結石の原因は尿pHやおしっこの量・回数など様々な要因が絡んでいます。
リン・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル分は必須栄養素でもあります。つまり最低要求量を満たさないと健康被害がある栄養素でもあります。モグワンに関して言えば、「尿路結石が無い健康な子が必要とする栄養基準を満たしている」ドッグフードです。
尿路結石になったことが無い子は安心して食べることが出来ます。現在、尿路結石がある子は獣医の指示に従い療法食を続けて下さい。尿路結石は再発率が高い病気なので、以前患ったことがある子は上記の成分表を元にかかりつけの獣医と相談してみて下さい。
ブランド名 |
カロリー/100g中 |
脂質 |
たんぱく質 |
---|---|---|---|
344㎉ |
12.0% |
28.0% |
|
361.25㎉ |
17.0% |
33.0% |
|
415㎉ |
20.0% |
36.0% |
|
400㎉ |
7~9.0% |
23~27.0% |
|
394㎉ |
18.0% |
38.0% |
|
339.3㎉ |
15.0% |
31.0% |
|
370㎉ |
16.0% |
25.0% |
モグワンドッグフードは高たんぱく&低カロリーなので、脂肪を落として筋肉質な体を作るのに向いています。最低限の運動(毎日の散歩)や公園での短距離などを行うとより筋力アップに効果的です。
チキン&サーモン53%(チキン生肉20%、生サーモン11%、乾燥チキン11%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ミネラル(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(Ⅱ)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE)、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ジンジャー、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、乳酸菌
モグワンドッグフードには科学合成された保存料・着色料・酸化防止剤などの添加物は一切使用していません。これらは、涙やけや下痢・アレルギーなど様々な健康被害の原因になるとも言われています。
特に市販の安いドッグフードは、粗悪な材料に油で香りづけをしたようなものが多く、着色料や人工の酸化防止剤を使っているものが多いので注意が必要です。
市販のドッグフードで大量に使われる「トウモロコシ・小麦・大豆」といった穀物は、肉食寄りの犬にとって消化に良い食べ物とは言えません。また、体質にもよりますが食物アレルギーや下痢などの原因にもなります。
全ての子が体調を崩す訳ではありませんし、近年では犬が穀物にふくまれる炭水化物を消化できるといった論文も発表されています。ただし、この問題については未だに満場一致となる答えや研究結果が出ていません。
現在穀物入りのフードを食べていても、愛犬に下痢やアレルギーの症状が出ていなければ、金銭的に無理をしてまで穀物不使用のフードに切り替える必要はありません。
例えば「亜セレン酸ナトリウム」など見慣れない単語もありますが、これは「セレン」という必須栄養素を補う為に使用しています。AAFCOでは最小量のみ設定されていますが、多すぎても体調を崩します。
食材にも含まれる栄養素ですが、厄介なのが育った土壌によってセレンの含有量が異なる為、食材に含まれるセレンのみでフードを作ろうとすると栄養バランスが崩れる可能性が出てきます。
もちろん、食材に含まれる栄養素のみでモグワンを作れれば理想的ですが、上記のように最低限必要な栄養素を安全に補給できるように配合されています。
ドッグフード博士にて調査を行ったところ、モグワンドッグフードの原材料には一部中国産材料が含まれる可能性があることが分かりました。中国産材料については、大規模リコールの原因となったこともあり、当サイトとしても避けたいのが本心です。
モグワンドッグフードをおすすめしている当サイトとしても、見逃せない内容です。不安が多い中国産材料に対してどのように対応をしているのかしっかり確認しました。
- 基本的にはイギリス産の材料を使用している
- 時期によって一部の食材はアジア諸国(中国が含まれる可能性がある)から輸入しているものがある
- ただし、品質・安定供給の確認が取れているのが前提
レティシアン社の取材の中で上記のような回答を頂きました。基本的にはイギリス本国または近隣諸国から調達をしているそうです。但し、「一部でアジア諸国から輸入している材料がある」という内容も確認しました。
そして「アジア諸国には中国が含まれる可能性がある」とのことでした。但し、品質や安定供給ができるか確認済とのことでした。
でも、ペットフード業界を大きく揺るがした中国産材料の件もあります。正直、「品質・安定供給の確認済」というだけでは愛犬に安心して食べさせることが出来ません。
モグワンドッグフードが作られているイギリスの工場では、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の基準をクリアしています。FEDIAFは栄養基準だけでなく、品質・安全性確保のための製造基準も発行しています。
FEDIAFも日本同様にAAFCOを元にしていますが、FEDIAFは日本とは違い更に厳しい独自基準を設けているので、実質「国内の中小ペットフード工場よりも品質基準が高い」と考えて良いです。
そんな工場で、モグワンドッグフードは2度に分けて品質チェックをしています。1度目は材料が工場に入ってきた段階で、この時「残留農薬」や「化学物質」などのチェックを行います。
2度目は製品完成後に品質チェックが行われます。ここでは、正常に作られたモグワンドッグフードのデータと照らし合わせて、製造したモグワンドッグフードに異常が無いかを判断します。
そして、品質チェックをクリアしたものには1袋ずつ異なるシリアル番号が振られます。シリアル番号からは「いつ作った」・「どこの国からいつ入った材料を使った」などが分かるようになっています。
通常、残留農薬や化学物質は1度目の品質チェックでも検出できますが、製造後のチェックもあるので「中国産小麦によるメラミン事件」のように、危険なドッグフードが出荷される可能性は極めて少ないと考えて良いです。
たとえば、「ファインペッツ極」はメーカーとして中国産材料の不使用を公表しています。ですが、中には「原材料の産地は回答できない」とするメーカーもあります。
これは、大きなメーカーになればなるほど安定供給の為に様々な国から材料を輸入する為、中国産材料が含まれる可能性が高くなる為です。
もちろん、理想としてはファインペッツのように「中国産材料は不使用」が望ましいですが、モグワンのように品質管理が行き届いていれば安心しても良いでしょう。
逆に答えられないメーカーよりも、モグワンのように「中国産材料が含まれる可能性があるが、品質チェックをしているので大丈夫」と答えてくれるメーカーの方が安心できすよね。
- 全年齢の必要栄養基準をクリアしている
- 健康な子であれば尿路結石を気にする必要はない
- 時期によってはアジア諸国(中国が含まれる可能性あり)から材料を輸入している
- 工場での2度の品質チェックで残留農薬などのリスクはきわめて低い
モグワンの原材料に中国産が含まれていると聞いた時には驚きましたが、きちんと話を聞けば「メラミン事件」のように健康被害を起こす可能性は極めて低いことが分かりました。
当サイトをはじめ、「中国産材料に対して嫌悪感」がある愛犬家が少なくない中、包み隠さず回答できたのはそれだけ品質管理に自信があるからともとれます。
この機会に、現在あげているドッグフードの「原材料の産地」や「品質管理」について調べてみてはどうでしょうか?
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