犬が下痢をする原因と対策&ドッグフードの選び方-ドッグフード博士
ここでは犬が下痢をする原因と対策についてまとめました。原因・対策の他に下痢をし易い子の為にドッグフードを選ぶ時のポイントについてもまとめたので参考にしてみて下さい。
犬が下痢をする原因と対策【目次】
ドッグフードの選び方一つで改善が見込める犬の下痢の原因
ドッグフードを食べた直後から痒がったり、おなかが鳴る・張る・下痢・嘔吐などの症状がでる場合、今食べているフードにアレルギーを持っている可能性があります。
もし食物アレルギーの場合は、原因となるアレルゲンをカットしたドッグフードに変えることで症状が改善されます。
穀物に限らず牛肉・チキン・魚・ラム肉などもアレルゲンとなるので、メイン(多く使われている材料)をチェックして変えてみるのも良いでしょう。
もし、下痢以外に嘔吐や血便といった【症状別】犬が下痢をしてしまう時の対策・対処方法にまとめたような症状が出ている場合は早めに病院に連れていってあげましょう。
今あげているドッグフードのメイン食材を変更してみるのも手です。。一番最初に書かれているものが、そのフードで最も多く使われているものです。
他材料がアレルゲンとなっている可能性もあるので、より確実に行うならアレルゲンの検査を行ってからアレルゲンカットのドッグフードに変えるのがベストです。
小麦・米・トウモロコシなどの穀物は犬にとって消化が難しく、アレルギーを起こしやすい食材です。
穀物の割合が増えると消化が悪くなり下痢を起こしやすくなるので穀物不使用のものを選んであげましょう。
脂質の割合が多いとうんちが緩くなったり、下痢になってしまうことがあります。一般的には【成犬で1.1g×体重】が脂質の必要量とされています。
給餌量や水分含有量にもよりますが、15%前後を目安に脂質の割合が少ないものに切り替えてみて下さい。
メイン食材 |
穀物不使用 |
脂質の割合 |
|
---|---|---|---|
チキン |
〇 |
17.00% |
|
ラム |
△ |
12.00% |
|
アヒル |
〇 |
20.00% |
|
チキン&サーモン |
〇 |
12.50% |
|
チキン |
〇 |
15.00% |
|
チキン以外もあり |
〇 |
18.00% |
|
チキン・七面鳥 |
× |
12.00% |
|
チキン以外もあり |
△ |
15.00% |
|
チキン以外もあり |
× |
16.00% |
|
チキン・ターキー |
× |
13.00% |
|
チキン |
× |
12.00% |
|
チキン以外もあり |
〇 |
15.00% |
|
チキン |
△ |
6.50% |
モグワンドッグフードはチキンとサーモンを半分ずつ使ったドッグフードなので、チキンだけを使ったフードよりも食物アレルギーの心配が少ないのが特徴です。また、全体の50%以上に肉と魚を使っているのに脂質の割合は12%とヘルシーな作りになっています。もちろん穀物は不使用なのでお腹が弱く、下痢をし易い子でも安心して食べられるドッグフードになっています。モグワンはドッグフード博士限定で初回購入価格が半額になるキャンペーンを行っています。本当に合うかは食べてみるまで分からないので、お得に試せるモグワンから試してみてはどうでしょうか?
価格 | 3,960円(1.8㎏)
【ドッグフード博士限定】上記金額から50%OFFキャンペーン中 |
---|---|
評価 | |
備考 | グレインフリー/材料の50%以上は動物性の肉食材を使用/人口添加物不使用 |
オリジンドッグフードは肉と魚を全体の80%使用した高たんぱくなドッグフードです。チキン以外にも「フィッシュ味」や「猪・豚・バイソン味」といったものもあるので、チキンとの相性が悪い子でも別のたんぱく源を取ることができます。全ての商品がグレインフリーなので消化にもよく、下痢気味の子におすすめのドッグフードですが、全体的に脂質の割合が高いので3位としました。
価格 | 6,480円(2.0㎏) |
---|---|
評価 | |
備考 | グレインフリー/人口添加物無添加/材料はヒューマングレード/当サイト内で最も高たんぱく |
サーモンベースに関しては単に「ヒューマングレード」だけでは安心できません。「オーガニック」またはオリジンのように「どのように漁獲されているのか?」までを公開してくれることで初めて安心して食べられるドッグフードと言えます。養殖のように安定しての入手が難しいこともあり、オリジンが他のプレミアムドッグフードと比べても高い理由はこういった部分にあります。
【嘔吐や血便など】犬が下痢以外の症状が出る時の対策・対処方法
下痢以外に、下記のような症状がみられる場合は病気やウイルス感染している可能性が考えられるため、病院に連れていってあげて下さい。
「下痢をしたが1回だけで治った」場合や「下痢をした後も元気」という場合は少し様子を見ても良いかもしれません。
ただ、子犬やシニア犬など抵抗力の無い子の場合朝下痢をした後は元気だったのに菌が増殖し急激に体調が悪化することもあります。
お腹を温めたり・水分補給をしながらその日はしっかりと様子をみてあげましょう。
嘔吐の場合、断食・断水を行うことが多いですが、下痢の場合は水分不足になり易いので小まめに水分補給をしてあげます。その際は水ではなく、ミネラル分を含んだものをあげましょう。
やっぱりおかしい!と思い、病院に連れていく前にまずは病院に電話してみるのも良いでしょう。(症状によっては応急処置方法を教えて貰える場合もある)
その際には犬の症状を細かく伝える必要があります。
ロイヤルカナンの「消化器サポート(高繊維)ドライ」やヒルズの「i/d」など、消化に優れた療法食があります。動物病院やネット通販でも購入が可能です。
正し、それぞれの中にも種類がありどんな状態の子にどれをあげればよいのかは判断が難しいので獣医に相談し、最良のフードを選んでもらうのが良いでしょう。
基本的に消化器サポート系の療法食は繊維質が高くなっています。これは便を固めると同時に、繊維質が腸内細菌の餌となり整腸効果が望める為です。
普段食べているドライフードをぬるま湯でふやかすなど、水分量が多い方が消化・吸収に良いです。ペースト状まですると好き嫌いが分かれます。
下痢の状態に合わせて最初は柔らかめにし、良くなってきたら水分量を減らしていき、下痢が収まったら元のドライフードに戻すと良いでしょう。
繊維質が多くてお腹を壊すこともあるので一概には言えませんが、サツマイモやリンゴ・カボチャは繊維質が豊富です。
皮つきのまま蒸かして輪切りにしたものを一枚、おやつやトッピングとして与えれば十分です。リンゴは整腸作用があるので種を取って皮つきのまますり下ろしてあげるのが良いでしょう。
小腸や大腸になんらかの異常があり、下痢をしている可能性がある他、慢性肝炎や膵炎などでも下痢になる場合があります。
急性の場合や徐々に悪化していく場合、先天性の疾患の場合などが原因となります。
ストレスや冷え・食べ過ぎや散歩中の拾い食いなどが原因となる場合もあります。
また、「犬が食べられないもの」を食べて中毒を起こしている場合も下痢をすることがあります。
寄生虫やウィルス・感染症などにかかった場合にも下痢をするケースがあります。例えば犬パルボウイルスはウイルスに感染している犬との接触や、便・嘔吐物から感染します。
また、人がキャリアとなり感染した犬を触れた手で愛犬に触れることでも感染することがあります。
犬は意外とちょっとしたことで下痢をするので症状が下痢だけであれば、飼い主の判断で断食などを行って治すケースも珍しくありません。
但し、子犬(小型犬も)の場合は体力も少なく胃の容量も小さいので低血糖症を起こしやすいです。もし子犬の下痢を絶食などで治す場合はできれば獣医に指示を受けてからにしましょう。
基本的に症状が下痢だけの場合はそれほど思い病気になっていることはないのでついつい様子を見るケースが多いんですが、子犬の場合は様子を見ている間に症状が悪化して死んでしまうケースもあります。
特に、最近のペットショップは「小さい方が売れる」という理由で生後間もない子犬を店頭に並べていることがあります。
本来であれば子犬が親元を離れるのは離乳後が理想とされています。こういったこともあり、子犬が下痢をする場合はできれば一度病院で診てもらうことをオススメします。
ネット上ではよく「ビオフェルミン」などの【人用の薬】をあげているという方を見かけますが、当サイトでは【人用の薬】はオススメしていません。
「ビオフェルミン」であれば乳酸菌なので基本的には問題ないと思いますが、万が一があった場合、保障などは一切ききませんし製薬会社を訴える訳にもいきません。(人用の薬を犬に使っていた場合)
ビオフェルミンは確かに整腸作用があり下痢の改善効果がありますが、下痢を起こしている細菌を増やすケースもあります。
素人判断で薬を与えるのではなく、まずは獣医に診てもらい原因をはっきりさせることが早期回復への近道です。
【人用の薬】で下痢が治ったという口コミは沢山ありますが、全て自己責任になるということを理解した上であげるようにしましょう。
ペットショップやネット通販で売っている犬用の下痢止め薬については「ディアバスター」や「テスミン」などが有名です。
正し、下痢には寄生虫やウィルス感染、膵炎や腎不全など様々な病気で現れる症状です。下痢以外の症状をチェックし、早めに受診することをおすすめします。
どんなに元気であっても3日以上も下痢が続いているなら受診するべきです。
では2日目まではどうしたらよいか?ということですが、元気があって食欲もある内は様子を見ても良いでしょう。
遊びすぎ・食べすぎ・ストレス・冷え・誤飲・誤食などでも下痢をすることがあります。下痢をする前に心当たりが無いか思い返してみて下さい。
正し子犬の場合は体力が低く元気だったのが急にぐったりすることもあります。1日下痢をして翌日も続くようなら病院に連れて行くことをおすすめします。
- 1日12~24時間の絶食
- 絶食中でも水は常に飲めるようにする
- 翌日から少量のフード(ふやかすと良い)
- フードの量・水分量は3~4日かけて少しずつ戻す
一般的な絶食方法を記載しましたが、最近では下痢中は少量でもご飯を与えた方が治りが早いという考えの獣医もいます。
当サイトとしても絶食は「嘔吐」の症状がある場合に行った方が良いと判断しています。また、子犬や小型犬の場合、低血糖症を起こす可能性もあります。
食事量や体の大きさによるところが大きいので、絶食時間は獣医と相談しながら決めることをおすすめします。
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