モグワンやカナガンで下痢になる子が急増!?原因と対策方法を解説!
モグワンやカナガンで下痢になってしまう子がいます。どちらも無添加で健康に良いと紹介されているので買ったはずなのになぜ!?と思いますよね。でも、切り替え方に問題があるかもしれませんよ?ここではモグワンやカナガンに切り替えて下痢になってしまう原因と、対策方法、正しい切り替え方法などを詳しくご紹介していきます。
モグワン・カナガンと下痢【目次】
モグワン・カナガンに切り替えて愛犬が下痢をする4つの原因
ここでは、モグワンやカナガンドッグフードに切り替えたことが原因で、愛犬が下痢をする理由を4つに分けてご紹介します。基本的にはモグワンやカナガンに限らず、ドッグフードの切り替えによって下痢を起こす原因です。
モグワンドッグフードは100g辺りのカロリーが344㎉です。カナガンドッグフードは361.25㎉です。一般的な成犬用ドッグフードが360~380㎉くらいなので、モグワンドッグフードは一般的なフードと比べるとやや給餌量の目安が多めです。
「モグワンドッグフードの理想的な量」でも紹介したように、食べすぎると消化不良によって下痢をする子が多いです。「給餌量」や「給与量」はあくまで目安なので、1日の給餌量を3~5g減らして様子をみましょう。
もし、下痢以外に「元気がない」・「ぐったりしている」などの症状も見られる場合は病院で診て貰いましょう。元気ならカナガンも上記と同様に量を調整してみて下さい。
ドッグフードを切り替える時は、「今食べているものが切れたタイミング」で変える人が多いです。ですが、いきなり100%新しいフードに切り替えると下痢をする子がいます。
100%切り替えても全く問題の無い子もいますが、面倒でも少しずつ切り替えていきましょう。詳しい方法は「ドッグフードの正しい切り替え方」を参考にして下さい。
これは、メインのたんぱく源(肉・魚・穀物など)によっては、急に切り替えることによって重い食物アレルギー症状をを避け為でもあります。
モグワンはチキンとサーモン、カナガンはチキンがメインのたんぱく源となるので、チキンを使った一般的なフードからの切り替えなら一見問題無いように感じるかもしれません。
ただ、ドッグフードの切り替えには食物アレルギー以外にも、「食物不耐性」という問題があります。食物アレルギーより症状が軽いですが、下痢やおならが増えるといった症状が出ます。
食物不耐性とは、「犬に牛乳がダメ」と言われるのと同じで、特定の食材をうまく消化できない為に起こる反応です。
いきなり100%の割合でモグワンやカナガンに切り替えると、アレルギーや不耐性があった場合に重い下痢になります。回復までに時間がかかり、切り替えにも時間がかかることになります。
少しずつ切り替えることで、便の異常に気付きやすく、切り替え期間中に以前のフードに戻してうんちの様子を見るといった対策を取ることが出来ます。
モグワン・カナガンにはうんちを固め易くするビートパルプが入っていない
- シュガービート
- 〇〇ファイバー
- 〇〇繊維
- 〇〇糠(ぬか)
- 〇〇ふすま
- 〇〇種皮
- セルロース
「ビートパルプ」が一般的ですが、市販のドッグフードにはうんちを固め易くする不溶性繊維が添加されているものが多いです。メーカーは飼い主が「うんちを処理し易くする為」という理由で添加しています。
実際には、わざわざなんの栄養価値も無い繊維質を添加しなくても、野菜などを使用していれば必要最低量(1.5~2%)は十分に確保できます。(モグワンは3%、カナガンは3.5%)
特に市販のドッグフードは穀物(トウモロコシ・大豆・小麦)など、繊維質を多く含む食材を使用しているので、そににわざわざ上記のような繊維質を入れる必要はありません。
「うんちを固め易くして処理し易く」というのはメーカーの言い分で、実際にはカサ増しの為に添加されているといって良いでしょう。お腹の中で水分を吸って膨らむので、ダイエットフードなどに多く使われています。
栄養的な価値はありませんが、満腹感を得られるのでダイエットフードに使われますが、裏を返すと「満腹感を得られるが、栄養価値の無い材料」とも言えます。
繊維質が入っているフードに慣れている子だと、モグワンやカナガンのように繊維質が入っていないフードに切り替えると体が慣れるまでは、下痢やうんちがゆるくなったりする子がいます。
このことからも、切り替えにはある程度時間を使ってあげた方が良いことが分かります。
急な切り替えでも触れましたが、モグワンやカナガンに限らず、ドッグフードを切り替えると食物アレルギーや食物不耐性によって下痢や軟便などの症状が出る子がいます。
モグワンやカナガンは食物アレルギーとなり易い穀物を不使用で作られています。ですが、食物アレルギーは全てのたんぱく源において発症する可能性がある病気です。
つまり、モグワンやカナガンに使われているチキンやサーモンが原因でアレルギー症状が出ることもあるということです。食物アレルギーの場合、下痢以外にも痒みや発疹が出来ることがあります。
不耐性の場合はアレルギーほど深刻化せず、モグワンやカナガンを続けている限り、下痢や軟便・おならの増加やお腹がゴロゴロ鳴るなどの症状が続きます。
食物不耐性は消化不良で、「牛乳に含まれる乳糖」や「小麦のグルテン」・「果物や野菜に含まれるクエン酸」など、原因は様々です。モグワンについては初回のみ半額でお試しできるキャンペーンがあるので、愛犬が食べられるか心配な方は試してみると良いでしょう。
モグワン・カナガン以外にも使える【ドッグフードへの正しい切り替え方】
- 従来フード9割+新フード1割から初めて少しずつ新フードの割合を増やしていく
- 切り替え期間は10日~2週間くらいかけてあげる
- うんちの状態を見ながら量を調整する
- うんちの状態が悪くなったら以前のフード100%に戻す
「今まで食べていたフードが終わったら新たにモグワン・カナガンをあげる」という方もいるかもしれませんが、ドッグフードの切り替えは必ず時間をかけて少しずつ切り替えていきましょう。
切り替え初日は「従来フード9割+新フード1割」からはじめて翌日は「従来フード8割+新フード2割」と少しずつ新しいフードの割合を増やしていきます。切り替え期間は10日~2週間も見ておけば十分です。
この間、モグワンドッグフードの理想的な量で紹介している「うんちの状態」をチェックしてあげて下さい。もし、うんちの状態が悪くなったり・嘔吐などの症状があったら、一度従来フード100%に戻します。
従来フードに戻してうんちの状態が安定したら、改めて新フードへの切り替えを始めます。この時、以前の割合(従来9割+新フード1割)よりも新フードの割合を減らし、切り替え期間も長くとってあげると、切り替えがスムーズに進みます。
2度目の切り替え時にも下痢になってしまう場合、あなたの愛犬とモグワン・カナガンが体質的に合わないことも考えられます。これはアレルギーや不耐性などが考えられます。
この場合、無理に続けても下痢が収まる可能性は低いので、以前のフードに戻し、新たなドッグフードを検討しましょう。
- 切り替え前のフードに戻す
- 1回の量を減らして回数を増やして与えてみる
- 下痢の状態が3日以上続くなら病院で診てもらう
- 下痢以外にも嘔吐や元気がない・ぐったりしているなら病院へ
「モグワンやカナガンドッグフードに切り替えてから下痢が治らない」という場合、上記のような方法を試してみて下さい。成犬の場合、断食をしてお腹の中をリセットさせるケースもあります。
ただ、老犬の場合は体力的な問題もありますし、子犬の場合は空腹期間が長すぎると低血糖症を起こすこともあります。長年犬と生活していて、様子や状況から自己判断できる方なら良いですが、初めて犬を迎えた方にはおすすめしません。
また、「1回辺りの給餌量を減らし、1日の給与回数を増やす」のも効果的です。消化にかかる負担を減らしてくれるので、お腹が弱い子にもおすすめの方法です。
通常下痢になっても健康な犬であれば、3日程度で症状は治まります。下痢が3日以上続く場合は、元気があっても病院で診て貰いましょう。その際、電話で獣医に「3日以上下痢が続いている」旨を相談しておきましょう。
場合によっては下痢便を持ってくるように指示を受けたり、下痢以外の症状が無いか電話口で確認してくれる獣医もいます。
まとめ
ここでは、モグワンやカナガンドッグフードに切り替えて、下痢になってしまう原因・正しい切り替え方・対処法について詳しくまとめました。
モグワンとカナガンは「無添加で健康的」と紹介されているので、愛犬が下痢になってしまうと「どうして!?」と焦ってしまう方が少なくありません。
ドッグフードの切り替え時は、モグワン・カナガンに限らず下痢になることは珍しいことではありません。切り替え時に下痢になる原因を知っておくことで、飼い主側で対策が可能です。
モグワン・カナガンドッグフードに限らず、ドッグフードの切り替え時には上記を参考にしてみて下さい。
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