トイプードルの値段は?色・性別・種類による相場の違いを徹底解説!-ドッグフード博士
ここではトイプードルの値段に関する情報を徹底的にまとめました。一般的なトイプードルの子犬の値段から毛色・種類・性別など、あらゆる条件で値段をまとめました。また、トイプードルを飼う場合にかかる初期費用や生涯費用についてもまとめました。トイプードルを探している方はぜひ参考にしてみて下さい。
トイプードルの値段【目次】
- 【他犬種との比較で見えた】トイプードルの値段相場
- トイプードルの値段の違い・安い条件とは?
- トイプードルを買う場合【生涯費用】はどれぐらいになるのか?
- まとめ
-【黒・白・シルバー】トイプードルの毛色の違いによる値段の違いは?
-ティーカップトイプードルの値段はいくら?【種類やサイズ】による違い
-トイプードルは【性別(オス・メス)】でも相場が変わる?
-ペットショップ・ブリーダーにおけるトイプードルの平均価格
-血統書の有無でトイプードルの値段に違いはあるのか?
-トイプードルの購入時にかかる初期コストは?
-【去勢やトリミングはいくら必要?】トイプードルにかかる年間費用
-【そんなにかかるの!?】トイプードルにかかる生涯費用
犬種 | 値段の相場(万円) |
---|---|
トイプードル | 10~30 |
チワワ | 10~20 |
柴犬 | 5~20 |
豆柴 | 30~40 |
ミニチュアダックスフンド | 10~30 |
マルチーズ | 5~20 |
ポメラニアン | 10~30 |
シーズー | 5~20 |
ヨークシャーテリア | 10~25 |
フレンチブルドッグ | 15~25 |
トイプードルは常に人気の犬種ランキングでも上位に入っている為、値段の相場も高値で下がりにくい犬種です。ただし、テレビ番組などで取り上げられると瞬間的に人気が高まり値段が上がります。
なので、トイプードルに限った話ではありませんが極端に相場から安い子は目に見えない病気を持っているケースもあります。安くなっている理由をブリーダーやペットショップの店員に納得いくまで確認することをおすすめします。
また、こちらもトイプードルに限った話ではありませんが、「有名な芸能人が飼っている」などと番組で取り上げられるとペットショップへの問い合わせが増えて値段があがる傾向にあります。
ブリーダーから直接購入する場合は、ブームに左右されることは少ない傾向にあります。ですが需要に対して供給(出生)が間に合わなくなればブリーダーも値段をあげることは十分考えられます。
ワイドショーやテレビが一時的に作ったブームで損をしない為にはテレビ等で取り上げられた直後の購入は避けるようにしましょう。
価格差の条件 | 値差(万円) | 備考 |
---|---|---|
色・カラー | 5~10上がる | 希少・人気色はあがる |
ミスカラー | 2~10上下 | 基本は下がるが上がるケースもある |
サイズ | 10~15上がる | 成犬時に小さい方が上がる |
性別 | 3~5上がる | メスの方が上がる |
購入場所 | 5~10上がる | ブリーダーの方が高い |
血統書 | ~3上がる | 発行自体は1万円以下 |
毛量 | ~5上下 | 多ければ上がる、少なければ下がる |
病気 | ~3下がる | 脱腸やでべそ |
噛み合わせ | ~5下がる | オーバーまたはアンダーショットなど |
月齢 | ~10下がる | 大きくなるにつれて下がる |
季節 | ~10下がる | 夏が下がる傾向 |
トイプードルの値段は上記のような条件によって上下します。また、上記以外にもペットショップなどでは「見た目の可愛さ」で値段を上げることもあるようです。
基本的には毛量が減ったり病気など、条件が悪くなれば安くなります。ここからはトイプードルの値段が変わる条件についてより詳しくご紹介します。
【黒・白・シルバー】トイプードルの毛色の違いによる値段の違いは?
被毛カラー | 色のイメージ | 値段(万円) |
---|---|---|
黒(ブラック) | 15~25 | |
白(ホワイト) | 15~25 | |
シルバー | 20~30 | |
レッド | 20~30 | |
アプリコット | 20~30 | |
クリーム | 20~30 | |
茶色(ブラウン) | 20~30 | |
カフェ・オ・レ | 20~30 | |
シルバー・ベージュ | 不明 | |
ブルー | 20~30 | |
グレー | 不明 |
レッドをはじめとする人気色と希少カラーは通常より5~10万円程度値段が高くなる傾向にあります。
上記該当しないミスカラー(色が混ざっている子や色が薄い子)は値段が安くなる傾向にありますが、2色の混ざり具合が可愛いければ値段が上がるケースもあります。
ティーカップトイプードルの値段はいくら?【種類やサイズ】による違い
プードルの種類 | 値段の相場(万円) | 大きさ(㎝) | 体重(㎏) |
---|---|---|---|
スタンダードプードル | 35~45 | 45~60 | 16~25 |
ミディアムプードル | 30~40 | 38~45 | 8~15 |
ミニチュアプードル | 15~25 | 28~35 | 6~7 |
トイプードル | 10~30 | ~28 | ~4 |
タイニープードル | 10~30 | 23~27 | 2~3 |
ティーカッププードル | 20~45 | ~23 | ~2.7 |
FCI(国際畜犬連盟)が認めているのはスタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイの4サイズまでで、タイニー(小さい)プードルやティーカッププードルは犬種として認められていません。
タイニープードルやティーカッププードルはトイプードルをブリードする上で生まれた小さいサイズのことを言いますが、血統的にはトイプードルの規格外サイズという扱いになります。
たまたま生まれた小さいサイズなのでトイプードルよりも希少性があり、トイプードルの相場よりも高くなりますが、小さい分トイプードルよりも骨折が多くなる傾向にあります。
また日本では「小さい=可愛い」という風潮がありそれを悪用し、「ペットショップに並ぶまであまり餌を与えず、栄養不足によって強制的に体を小さくする」ような悪質ブリーダーもいるので注意が必要です。
- オスとメスとではメスの方が出生率が低い
- 出産することができる
- メスの方が大人しく飼いやすいと言われている
- 最終的な大きさはメスの方が小さい
- メスはマーキングの心配がない
上記の理由からトイプードルに限らず、メスの方が人気が高く、値段もオスに比べてメスの方が高くなります。トイプードルに関してはメスの方が3~5万円ほど高くなると言われています。
最後のマーキングに関しては去勢手術を行うことで50%抑えられるといったデータもあります。また、オスはヒート(生理)がないのでヒート中にオスが寄ってくるので散歩に行けないということもありません。
ブリーダー | 値段の平均(万円) | ペットショップ | 値段の平均(万円) |
---|---|---|---|
プードルライフ | 20~30 | Coo&RIKU | 16.6(※1) |
みんなのブリーダー | 28(※2) | ワンラブ | 19(※4) |
ブリーダーワン | 34.2(※3) | ペットショップのコジマ | 27.9(※5) |
※1:新着30件の平均価格
※2:新着20件の平均価格
※3:新着36件の平均価格
※4:新着24件の平均価格
※5:新着24件の平均価格
上記を元に計算すると、ブリーダーから購入する場合平均価格は約29万円、ペットショップの場合は約21万円となります。
ペットショップの場合、新規店のオープンやリニューアルなどで店舗引き渡しによる「限定価格」などがあり全体的な平均価格が下がることがありました。
- 生後90までの発行手数料:2,100円/匹
- 生後3カ月以降の発行手数料:5,300円/匹
- 通常3代祖まで、4代祖までだと2,100円上乗せ
- ―――1頭辺りにかかる手数料はここまで―――
- 父母の飼い主(ブリーダー)のJKC入会金:2,000円
- JKCの年会費:4,000円
- 犬舎登録料:6,300円
- オス犬のDNA登録料:7,500円
基本的に血統書がある子の方が高いです。そもそも血統書の登録や発行自体に費用が発生します。
ただし、発行時にかかる費用としてはだいたい1万円以下です。しかしブリーダーやペットショップによっては1~3万円の費用を請求されることがあります。
血統書が付いているから丈夫・良い犬という訳ではありません。むしろ血が濃い分、トイプードルがかかり易いと言われる病気を発症するリスクは高まると考えて良いでしょう。
逆に血統書が無いから丈夫という訳でもありません。血統書は人間でいう家系図に過ぎず血筋を証明するものです。
一般家庭においては今後「ドッグショーに出る」・「繁殖して血統書付きの犬を世に送り出す」という方以外は持っていてもあまり意味がありません。
ここからはトイプードルを購入する際に想定される初期費用・年間コスト・障害費用について詳しくご紹介します。安易に考えている方がけっこういますが、実は思っている以上にお金がかかります。
トイプードルはトリミングが必須の犬種なので、他の犬種と比べてトリミング費用だけでも年間けっこうなお金がかかります。トイプードルを飼いたい方はぜひ目を通しておいてください。
項目 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
生体代 | 10~30万円 | ― |
畜犬登録料 | 3,000円 | 地域によって前後 |
狂犬病ワクチン | 3,500円 | 証明書の発行手数料込み |
健康診断 | 3,000~20,000円 | 内容・病院によって異なる |
ドッグフード | 500~5,000円 | 前日までに用意 |
食器(餌用・水用) | 1,000~3,000 | 前日までに用意 |
トイレ | 1,000~5,000円 | 前日までに用意 |
避妊・去勢手術 | 10,000~40,000円 | 病院・内容による |
ブラシ | 1,000~4,000円 | 近々に用意 |
ケージやサークル | 5,000~30,000円 | 近々に用意 |
ベット | 2,000~20,000円 | 毛布や布団でも可 |
キャリー | 3,000~10,000円 | 近々に用意 |
首輪・リード | 1,000~10,000円 | 近々に用意 |
爪きり | 1,000~2,000円 | 近々に用意 |
おもちゃ | 500~2,000 | ぬいぐるみでも可 |
できればトイプードルを迎える前日までにドッグフード・食器(餌と水別々に用意)・トイレは用意しておきましょう。他の項目に関しても近々に用意した方が良いものをまとめました。
ドッグフードはペットショップ・ブリーダーの元で食べていたものを少し分けて貰うか、同じものを購入すると食べなれた味なので家に迎えた直後も食べてくれやすいです。
ペットショップやブリーダーによって初回のワクチン代や健康診断費用を請求されるケースもあります。犬用グッズに関しては購入する場所や質によっても大きく変わるので参考程度に考えて下さい。
オレンジで色付けした部分についてはトイプードルを迎えるにあたって数日内に発生する費用と考えて下さい。
【去勢やトリミングはいくら必要?】トイプードルにかかる年間費用
項目 | 年間費用 | 備考 |
---|---|---|
狂犬病ワクチン(1回/年) | 3,500円 | 必須 |
ワクチン(1回/年) | 5,000~10,000円 | 推奨(病院・内容によって変わる) |
健康診断(1回/年) | 3,000~20,000円 | 推奨(病院・内容によって変わる) |
ノミ・ダニ予防薬(1回/月) | 10,000~20,000円 | 推奨(病院・内容によって変わる) |
フィラリア予防薬(蚊が出る時期だけ) | 5,000~15,000円 | 推奨(病院・内容・体重によって変わる) |
トリミング費用 | 60,000~120,000円 | 月5,000~10,000として |
ドライフード | 12,000~50,000円 | 月1,000~5,000円として |
ウェットフード | 72,000~360,000円 | 月6,000~30,000円として |
おもちゃ | 12,000~24,000円 | 月1,000~2,000円として |
消耗品 | 20,000~50,000円 | トイレシートやリードの買い替えなど |
合計 | 127,000~622,500円 | 生体代は別 |
※おやつは非推奨の為、記載していません。
上記を元に平均金額を出すとだいたい年間で20万円ほどになります。(月2,000のドライフード以外は平均で計算)
トイプードルが他の犬種と大きく違うところはトリミングが必要というところでしょう。トリミング費用を抑える為に2カ月に1回の方もいれば、1カ月に2回という方までいます。
合計金額に大きく差があるのは「ドライフード」か「ウェットフード」かによって年間で最大約35万円の差が出てくる為です。
また、万が一病気になった場合には上記以外にも治療費が発生します。急に大きな病気になった場合のことを考えてペット保険に加入する人もいます。
爪切りや肛門縛りなど、飼い主側でもできますがトリミングでついでに行っているという方も少なくありません。中にはバリカンやハサミを購入して自分でトリミングする人もいます。
平均寿命は12~15歳と言われているのでトイプードルの生涯費用は「240~300万円+病気の際の治療代」ということになります。
一般的な小型犬の生涯費用が治療費も含めて300万円程度と言われることが多い中、トリミングが必要なトイプードルはどうしても高めになってしまいます。
病気での通院や手術などで1回20万円や合計10万円程度、というのもの珍しくはありません。ただ、ペット保険も月3千円程度と生涯で計算すると40~50万円程度かかる計算になります。
万が一の為に病院代として毎月溜めておくか、ペット保険の加入を検討した方が良いかもしれませんね。
まとめ
トイプードルに限った話ではありませんが、ペットは「値段が高ければ丈夫で良い子」という訳ではありません。
良い血統の子を高い金額で迎えても病気で早く亡くなる子もいます。逆に病気を持っていて安い金額で迎えた子が病気を克服して長生きすることもあります。
トイプードルを迎える際は、ペットショップ・ブリーダーの平均価格なども参考に色んな子と値段をチェックし、なぜ安いのか・高いのかを詳しく聞けるところから迎えると良いでしょう。