子犬・成犬・老犬・多頭数飼い別のドッグフードの正しい与え方-ドッグフード博士
ここでは子犬・成犬・老犬・多頭数飼い別のドッグフードの正しい与え方についてご紹介します。それぞれの条件毎に回数・量・でドッグフードを与える時のポイントや注意点が異なるので参考にしてみて下さい。
ドッグフードの正しい与え方【目次】
回数 | 量(体重1㎏×下記数字) | |
---|---|---|
~3カ月 | 4~5 | 55g |
3~4ヵ月 | 3~4 | 45g |
5~6ヵ月 | 2~3 | 45g |
6ヵ月~成犬 | 2~3 | 35g |
上記はあくまで目安として扱って下さい。理想としてはBCSを元に量を調整するのが望まし為、検診の際に獣医に体形はどうか聞いて判断して下さい。
また、量に関しては「子犬の餌(食事)の量・回数・与え方・選び方」でも詳しくまとめてあるので参考にしてみて下さい。
時間については子犬が朝起きてから寝るまでの時間を回数で割って、極力空腹時間を作らないよう心掛けて下さい。
特に小型犬は低血糖症を起こすことがあるのでできるだけ小まめてに与えて下さい。
子犬には栄養価の高いフードが必要です。「>>子犬(パピー)用の正しいドッグフードの選び方&おすすめランキング」を参考に消化・吸収に優れた栄養価の高いフードを選んであげましょう。
成犬の場合、朝晩に分けて1日2回与えます。犬種によっては運動量が多い子もいるのでその場合は朝晩の間にもう1食入れても良いでしょう。
その時には1日の給餌量を3で割るようにしましょう。
量に関しては「ドッグフードの供給量目安を犬の体重別で徹底解説」を参考にして下さい。
但し、これもあくまで計算式で算出しただけなので目安とし、BCSを優先して量を決めた方が間違いないです。
成犬の場合、肥満防止のためにカロリーやたんぱく質の割合が高いドッグフードを選ぶ必要があります。「>>成犬用の正しいドッグフードの選び方&おすすめランキング」を参考にしてみて下さい。
老犬の場合、1日3回に分けてあげます。時間は老犬が起きてから寝るまでを3で割ってあげれば良いです。
老犬の場合、飲み込む力が弱くなってきます。下を向いての食事は食べ物が喉を通りにくくむせかえり易いので、高さや角度を調整できるような食器台のようなものを用意してあげて下さい。
シニアについてもBCSを元にしますが、自身がない場合は量に関しては「ドッグフードの供給量目安を犬の体重別で徹底解説」を参考にして下さい。
また、加齢に伴って消化能力が衰えてくるのでふやかしてからあげるのも良いでしょう。(「ドッグフードの正しいふやかし方」もどうぞ)
老犬や消化能力が衰えてくるのでグレインフリーやたんぱく源の質にもこだわってあげましょう。「>>老犬(高齢犬)用の正しいドッグフードの選び方&おすすめランキング」を参考にシニア犬にあったフードを選んであげて下さい。
基本的に「食欲が強い子が他の子の分まで食べていないか?」・「みんなが十分に食べられているのか」をチェックしてあげて下さい。
ご飯が原因でケンカになることもありますし、いつの間にか序列ができていて老犬や子犬など力の弱い子が十分に食べられないような状況にならないよう、上記でまとめたような配慮が必要です。
基本的に野生の狼などは序列が高い個体から餌を食べます。なのでシニア犬から先にご飯を食べさせることでシニア犬のプライドや地位を守ることができます。
上記はそれぞれが別のフード(Aは療法食・Bはダイエットフードなど)を食べている時にも有効な手段なので活用して下さい。
シニア犬の欄には書きましたが、下を向きながらの食事はむせかえったり・しゃっくりが出やすいです。逆に高すぎると胃拡張捻転症候群を起こしやすくなるので、高さを調整できる台を用意してあげましょう。
胃捻転を防ぐ為にもお水や運動は食後30分はあけましょう。運動に関して言えば1時間以上置きましょう。フードを切り替える際は時間をかけて少しずつ切り替えてあげましょう。
ご飯を食べる場所は落ち着いて食べられる場所にしましょう。犬が食事中に子供がご飯皿を触ったり周辺をうろついていると「ご飯を取られる」と勘違いして噛まれることもあります。
食欲が無かったり、ご飯を食べない場合に手からあげるのは有効的な手段ですが、基本はご飯用のお皿からあげるようにしましょう。
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