成犬用の正しいドッグフードの選び方&おすすめランキング-ドッグフード博士
ここでは成犬用のドッグフードの正しい選び方とおすすめドッグフードのランキングをご紹介します。あまり見かけませんが、中には成犬を外飼いうする方もいらっしゃる様ですが、成犬は小型犬ですし温度差にも弱い子なので室内で飼ってあげて下さいね。成犬の特徴とかかり易い病気を元にまとめたので参考にしてみて下さい。
成犬用のドッグフード【目次】
- 成犬用の正しい餌の選び方【3つのポイント】
- 成犬におすすめのドッグフードは?徹底比較!
- 成犬におすすめなドッグフードランキング
- 成犬に合うドッグフードで迷ったらおすすめはコレ!
- 成犬用ドッグフードのQ&AⅠ:成犬にドッグフードをふやかして与えてもいい?メリット・デメリットは?
- 成犬用ドッグフードのQ&AⅡ:成犬用の餌にしたら食べなくなったんだけど何日くらい食べなくて平気なの?
- 成犬用ドッグフードのQ&AⅢ:成犬に子犬(パピー)用を食べさせても大丈夫?何が違うの?
- 成犬用ドッグフードのQ&AⅣ:成犬用のドッグフードはいつからあげたらいいの?
- 成犬用ドッグフードのQ&AⅤ:成犬用とシニア用フードの違いってなに?
- 成犬用ドッグフードのQ&AⅥ:成犬には1日どれくらいの量をあげたらいいの?
- まとめ
成犬の餌の選び方【3つのポイント】
成犬の場合、子犬程ではありませんがやはり高たんぱくなフードがおすすめです。目安としては「たんぱく質の割合が30%前後」を基準に、活発で運動量の多い子は30%よりも高め・完全室内飼いで大人しい子は30%より少なめなものを選ぶと良いでしょう。
カロリーは360㎉/100gをベースに選んであげると良いでしょう。肥満気味の子はより低カロリーなフードを、痩せ気味な子には高カロリーなフードを選んであげましょう。
但しこれはグレインフリーの場合に限ります。穀物に含まれる糖質は犬を太り易くします。また穀物が含まれているということは肉材料の割合も減ることになるので、たんぱく質の割合も30%以上の高いものを選ばなくてはいけません。
たんぱく質の割合やカロリーについては、全て良質な肉材料を沢山使ったドッグフードを想定しています。
市販のドッグフードで使われるような「ミートミール」や「肉骨粉」・「穀物」・「ビートパルプ」など、犬が消化を苦手とするようなものが入ると上記の基準値は充てになりません。
成犬におすすめのドッグフードは?徹底比較!
メーカー名 |
たんぱく質 |
カロリー量/100g |
避けたい材料※ |
---|---|---|---|
33.00% |
361.25㎉ |
なし |
|
20.00% |
339㎉ |
3種類 |
|
36.00% |
415㎉ |
なし |
|
28.00% |
344㎉ |
なし |
|
30.00% |
362㎉ |
なし |
|
38.00% |
394㎉ |
なし |
|
19.00% |
378㎉ |
6種類 |
|
25.00% |
390㎉ |
2種類 |
|
25.00% |
370㎉ |
4種類 |
|
21.00% |
374㎉ |
3種類 |
|
22.00% |
355㎉ |
5種類 |
|
27.00% |
339.3㎉ |
なし |
|
24.00% |
390㎉ |
1種類 |
|
27.50% |
398㎉ |
3種類 |
|
26.00% |
347㎉ |
なし |
|
23.00% |
361㎉ |
2種類 |
|
22.00% |
340㎉ |
5種類 |
|
22.00% |
350㎉ |
6種類 |
|
25.00% |
389㎉ |
5種類 |
|
18.00% |
320㎉ |
3種類 |
|
22.00% |
355㎉ |
6種類 |
|
26.00% |
360㎉ |
4種類 |
|
30.00% |
374㎉ |
4種類 |
|
22.00% |
330㎉ |
5種類 |
|
22.00% |
340㎉ |
4種類 |
|
24.00% |
345㎉ |
3種類 |
|
26.00% |
390㎉ |
4種類 |
|
21.00% |
360㎉ |
13種類 |
※、添加物・食材が対象
成犬におすすめなドッグフードランキング
成犬に合うドッグフードで迷ったらおすすめはコレ!
- 高たんぱくなわりにカロリーは控えめ
- 食材は人間も食べれるヒューマングレード
- 穀物不使用(グレインフリー)
- 炎症を抑える働きが期待されるオメガ3脂肪酸が豊富
- 全体の50%以上に肉と魚を使用
モグワンドッグフードは全体の50%以上に人間も食べられる高品質な肉と魚を使っています。その為、市販のドッグフードと比べて高たんぱくになっています。
1歳を過ぎたり、避妊・去勢済みの子はどうしても太り易く、体型の維持が難しくなってきます。モグワンなら高たんぱくな割にカロリーは控えめなので成犬の体型維持におすすめのドッグフードと言えます。
また、香料や着色料といった人口添加物は不使用なので、安心して食べさせられる点も嬉しいポイントです。「愛犬の体型や体重が気になる」モグワンはそんな方に試して欲しいドッグフードです。
成犬用ドッグフードのQ&AⅠ:成犬にドッグフードをふやかして与えてもいい?メリット・デメリットは?
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
上記は成犬にあげるドッグフード(ドライ)をふやかした場合のメリット・デメリットです。デメリットとしては食べカスが溜まり易くなる点です。ただ、これは歯磨きができる子であれば問題にはなりません。
むしろ消化が良くなりますし、不足がちな水分を効率よくとれるなどのメリットがあります。食いつきも良くなる傾向にありますが、好みの問題もあるので中にはふやかしたフードが苦手な子もいます。
デンタルガムなどでは歯と歯の間に詰まった食べカスは取れません。なので歯ブラシができる子なら、成犬になってもドッグフードをふやかしてあげた方がメリットが多いです。
正しいふやかし方については「ドッグフードの正しいふやかし方!子犬にいつまで与えるべき?」を参考にして下さい。
成犬用ドッグフードのQ&AⅡ:成犬用の餌にしたら食べなくなったんだけど何日くらい食べなくて平気なの?
お水だけ常に飲めるようにしてあげていれば1~2日は大丈夫という考え方が多いです。(成犬時の大きさや月齢によっても変わります)
切り替え直後ということはまだ8~10ヵ月頃でしょうか?まだ完全に成長期が止まっていない子もいます。小型犬に関してはお腹が減りすぎて低血糖症になる可能性もあります。
「犬がご飯(餌)を食べない・食欲不振の時の対処法」を参考に少しずつ成犬用フードの割合を増やしていってあげて下さい。
成犬用ドッグフードのQ&AⅢ:成犬に子犬(パピー)用を食べさせても大丈夫?何が違うの?
子犬(パピー)用は高カロリーになっているので、正常な成犬に対して常食にするのはおすすめできません。ただ、食が細い子や痩せ気味の子なら子犬(パピー)用をあげることで少量でも栄養を取れるので良いでしょう。
また、病気などで食欲が落ちている子もパピーにすると食いつきが良くなったりすることはあります。特に調子が悪い訳ではなく、単純に成犬がわがままを言っているだけなら、「成犬用フードを出して10分程度で食べなければ下げる」という方法を強行しても良いでしょう。
基本的には子犬(パピー)用は栄養が多めに入っているので何かの栄養素が不足になることはありません。太りすぎに気を付けてあなたが給餌量をコントロールしてあげられれば、子犬(パピー)用でも問題はありません。
成犬用ドッグフードのQ&AⅣ:成犬用のドッグフードはいつからあげたらいいの?
体の大きさ |
成犬用フードに切り替えるタイミング |
---|---|
超小型~小型犬 |
生後8~10か月 |
中型 |
生後10~12ヵ月 |
大型~超大型 |
生後15~24か月 |
上記はあくまで参考として下さい。ドッグフードの切り替えタイミングについては「正解がない」のが正直なところです。
成長にも個体差もある上、同じ「パピー用」・「成犬用」フードでもメーカーごとに成分が異なる為、一概に「生後~ヵ月で切り替えるのがベスト」とは言えないんです。
ただ、一般的に上記のタイミングでそれぞれの成長が止まるので上記を元に成犬用フードに切り替えて貰えれば大丈夫です。
極端に切り替えが早いと栄養不足、極端に遅ければメタボになる可能性もありますが、上記を参考にして貰えれば問題ありません。
成犬用ドッグフードのQ&AⅤ:成犬用とシニア用フードの違いってなに?
成犬用 |
シニア用 |
|
---|---|---|
たんぱく質 |
高い |
低い |
脂質 |
高い |
低い |
カロリー |
普通 |
低い |
粒の固さ |
硬い |
柔らかい |
その他 |
抗酸化成分・関節成分 |
上記は成犬用とシニア用ドッグフードの差が出易い部分を比較表でまとめました。一般的にシニア犬は活動量が減ることから、成犬用フードと比べてシニア用フードの方がヘルシーな作りになっています。
また、シニア用フードには抗酸化成分や関節成分を配合したものが多いですが、メーカーによっては成犬用であってもこれらの成分を含んだフードが販売されています。
「総合栄養食」などの記載があれば問題ありませんが、「成犬用の正しい餌の選び方【3つのポイント】」を意識してフードを選んであげて下さい。
特に、たんぱく質不足は筋肉量の低下を起こします。結果として活動量の低下や基礎代謝が減り、太り易くなってしまいます。オリジンやアカナのシニア用フードは高たんぱくに作られているのでおすすめです。
また、モグワンやカナガンのような「全年齢に対応」したフードも高たんぱくなものが多いのでおすすめです。
問題ありません。そもそも、「〇歳からシニア」というルールはありません。シニア期は「トイレの失敗」や「寝ている時間が長い」・「散歩を催促しなくなった」など、様々な老化サインを見ながら飼い主が判断していくものです。
つまり、あなたから見て特に「歳をとった」という感じが無ければ、そのまま成犬用フードをあげても問題ありません。ただ、加齢によって腎機能が低下していきます。そういった子に高たんぱくなフードは負担となります。
シニア犬でも腎機能に問題が無ければ高たんぱくであっても問題ありません。なので、腎機能の低下が出始める6歳頃からは定期健診を受けて、必要であればシニア用の低たんぱくフードに変えてあげましょう。
成犬用ドッグフードのQ&AⅥ:成犬には1日どれくらいの量をあげたらいいの?
ドッグフードのパッケージに書かれている給餌量を目安としてあげても良いですし、数式を使って計算することも可能です。ただ、どれを参考にするにしても目安にしかなりません。
とういのも、栄養要求量には個体差がある為です。例えば、同じ成犬であっても「避妊・去勢済かどうか」・「肥満気味かどうか」・「その犬種に見合った運動量を確保できているか」などです。なので、最終的に「その子に適した量」かどうかは便の状態で判断するしかありません。
便は食べすぎで柔らかく、少ないと硬くなります。最初は目安量を与えますが、便がバナナ程度の硬さになるよう量を調節していくのがベストです。目安量の求め方については「ドッグフードのカロリー計算方法」をご覧ください。
まめと
ここでは成犬におすすめのドッグフードと選び方についてまとめました。成犬といっても小型から大型種まで様々です。ただし、成長が止まる成犬は一般的に太り易くなります。その為、筋肉量を維持しつつ太りにくい「高たんぱく低カロリー」なフードを選んであげて下さい。
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