犬の皮膚病の原因と予防対策&ドッグフードの選び方-ドッグフード博士
ここでは犬の皮膚病の原因と予防対策とドッグフードの選び方をご紹介します。犬の皮膚病には様々な種類があります。またそれぞれの原因も遺伝やダニの感染など多岐に渡ります。ただ、中には免疫力の低下や皮膚のバリア機能が大きく関わる皮膚病もあります。こういった病気に関してはドッグフードを変えるだけで症状が良くなる可能性があります。
犬の皮膚病の原因と予防対策【目次】
- 犬の皮膚病を予防するドッグフードの選び方【3つのポイント】
- 犬の皮膚病を予防対策をするドッグフードをポイントで徹底比較!
- 犬の皮膚病を予防対策をするドッグフードランキング
- 犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅠ:皮膚病の種類と原因にはどんなものがあるの?これって他の子にうつる?
- 犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅡ:皮膚が黒い場合はどんな病気?色別に考えられる皮膚病一覧
- 犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅢ:皮膚病ってどんな症状がでるの?皮膚病の症状まとめ
- 犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅣ:犬の皮膚にかさぶたが!どんな病気がある?治し方は?
- 犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅤ:犬の皮膚病の薬はどれを買えば良いの?
- 犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅥ:犬の皮膚病におすすめのシャンプーは?
犬にとって穀物は「食べられるけど消化しにくい食材」です。それゆえに食物アレルギーを起こす子もいます。
理想は穀物不使用ですが、最低でもトウモロコシ・小麦・大豆を使っていないものを選んであげましょう。
EPAは血液をサラサラにし、毛細血管の隅々まで栄養を届きやすくする働きがあります。その他に消化器官の働きを助けるなど、免疫力の向上に期待ができます。
オメガ3脂肪酸が豊富に含まれているフードで免疫を向上させ皮膚病の予防・対策をしましょう。
オメガ3脂肪酸は魚に多く含まれているのでサーモンオイルなどをトッピングに使っても良いでしょう。
「肉骨粉」や「動物性油脂」ではなく「乾燥チキン」や「チキンオイル」といった元となる現座利用が分かるフードを選んであげましょう。
犬の皮膚病を予防対策をするドッグフードをポイントで徹底比較!
穀物不使用 |
オメガ3脂肪酸 |
肉材料の質※ |
|
---|---|---|---|
〇 |
0.90% |
〇 |
|
△ |
1.51% |
〇 |
|
〇 |
1.90% |
〇 |
|
〇 |
1.29% |
〇 |
|
〇 |
0.24% |
〇 |
|
〇 |
1.10% |
〇 |
|
× |
0.57% |
〇 |
|
△ |
0.40% |
〇 |
|
× |
記載なし |
〇 |
|
× |
0.35% |
〇 |
|
× |
0.13% |
〇 |
|
〇 |
0.80% |
〇 |
|
△ |
0.40% |
〇 |
|
× |
0.70 |
△ |
|
× |
1.80 |
〇 |
|
〇 |
0.40 |
△ |
|
× |
0.30 |
△ |
|
× |
記載なし |
〇 |
※公式サイト内で肉の質にこだわっているのが分かるものの、原材料に「ミール」などが使われている場合は「△」としています。
モグワンドッグフードはイギリス産の平飼いチキンとサーモンの可食部のみを使ったドッグフードで穀物不使用です。オメガ3脂肪酸も1.29%と豊富に含まれている他、全体の約半分は野菜と果物が使われているのでビタミンや抗酸化成分も取れるので皮膚病対策や免疫力の向上に期待ができるおすすめのドッグフードと言えます。乳酸菌や酵母も含まれているので腸内環境の維持にも期待ができます。
価格 | 3,960円(1.8㎏)
【ドッグフード博士限定】上記金額から50%OFFキャンペーン中 |
---|---|
評価 | |
備考 | グレインフリー/材料の50%以上は動物性の肉食材を使用/人口添加物不使用/ |
犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅠ:皮膚病の種類と原因にはどんなものがあるの?これって他の子にうつる?
皮膚病一覧 | 原因 | うつる可能性 |
---|---|---|
舐性皮膚炎 | ストレス・脳疾患・甲状腺疾患・アレルギーなど | なし |
膿皮症 | 細菌バランスや体調の乱れ・免疫低下 | なし |
脂漏症 | 遺伝・免疫低下・ホルモン異常・アレルギー | なし |
ホルモン性脱毛症 | ホルモン異常 | なし |
疥癬 | 感染動物との接触・ブラシの共用など | あり(人間にもうつる) |
白癬 | 感染動物との接触・免疫低下 | あり |
皮膚糸状菌症 | 感染動物との接触・免疫低下 | あり(人にもうつる) |
ノミ皮膚炎 | 感染動物との接触・外出時の感染 | あり(ねこ・人にもうつる) |
ツメダニ皮膚炎 | 感染動物との接触・外出時の感染 | あり(ねこ・人にもうつる) |
毛包虫症 | 遺伝・免疫低下・ホルモン異常 | なし |
マダニ症 | 感染動物との接触・外出時の感染 | △(吸血中はうつらない) |
ハエウジ症 | 屋外飼育・傷口の放置 | うつらないが、ヒトに寄生する種もあり |
アトピー性皮膚炎 | 皮膚バリアの低下・アレルゲンとの接触・遺伝 | なし |
食品アレルギー | アレルゲンとの接触及び摂取 | なし |
接触アレルギー | アレルゲンとの接触・アトピー性皮膚炎 | なし |
他の犬や動物にうつる可能性があるのは主に寄生や感染が原因の皮膚病です。
症状に関しては病気によって様々ですが、共通して言えるのは皮膚の痒みです。
放っておいても治る病気もありますが、痒みを軽減してあげる為にも病院で薬を出してもらった方が、かきむしって皮膚を傷つけずに早く治すことができます。
犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅡ:皮膚が黒い場合はどんな病気?色別に考えられる皮膚病一覧
皮膚病を起こしている患部の色 | 考えられる皮膚病 |
---|---|
赤い | ノミ・疥癬・ツメダニ・膿皮症・脂漏症・毛包虫症状・アトピー・アレルギー |
黒い | 上記の病気が進行し、かきむしった場合 |
黄色い | 肝臓疾患 |
いきなり皮膚が黒くなる病気は少なく、まずは痒みやフケ・脱毛といった症状が現れます。
かきむしっていく中で最初は皮膚が炎症を起こし赤かったものがだんだんと黒くなっていくケースがほとんどです。
その為、愛犬が体を痒がっていることに気づいたら「皮膚に赤みがないか?」・「フケが多くないか?」などをチェックし、早めに受診しましょう。
犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅢ:皮膚病ってどんな症状がでるの?皮膚病の症状まとめ
皮膚病一覧 | 主な症状 |
---|---|
舐性皮膚炎 | 炎症・脱毛・同じ箇所を執拗に舐める・皮がめくれる |
膿皮症 | 炎症・痒み・痛み・脱毛・膿・かさぶた |
脂漏症 | 遺伝・免疫低下・ホルモン異常・アレルギー |
ホルモン性脱毛症 | カビ臭・被毛のべたつき・フケ・発疹・紅斑・痒み・脱毛・外耳炎 |
疥癬 | フケ・かゆみ・発疹・かさぶた・耳を痒がる |
白癬 | 円形脱毛・爪の変形や炎症・脂漏症・かさぶた |
皮膚糸状菌症 | 円形脱毛・かさぶた・フケ・痒み |
ノミ皮膚炎 | かゆみ・発疹・脱毛・重症の場合は貧血も |
ツメダニ皮膚炎 | フケ・かさぶた・かゆみ・ただれ |
毛包虫症 | ただれ・フケ・脱毛・赤み・膿皮症・のうほう |
マダニ症 | 痛み・痒み・重症の場合は貧血も・ダニからの感染症 |
ハエウジ症 | 膿っぽい臭い・化膿・不眠・腫瘍 |
アトピー性皮膚炎 | かゆみ・乾燥・幹部をなめる・ただれ・膿皮症・外耳炎・結膜炎 |
食品アレルギー | 下痢・嘔吐・かゆみ・発熱・消化不良・外耳炎・膿皮症・おなかが鳴る |
接触アレルギー | かゆみ・赤み |
皮膚病は痒みを伴うものが多く、犬は耐えきれずに出血するまでかきむしってしまう子が少なくありません。
皮膚が傷つくことで接触アレルギーやハエウジ症のリスクが高まる他、心身共にストレスとなり免疫力の低下につながります。
「どうも最近体を痒がっているな」と気づいたら早めに病院に連れていき、異常がないかきちんと検査を受けて下さい。
犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅣ:犬の皮膚にかさぶたが!どんな病気がある?治し方は?
かさぶたができる主な皮膚病一覧 | その他の症状 |
---|---|
膿皮症 | 炎症・痒み・痛み・脱毛・膿 |
疥癬 | フケ・かゆみ・発疹・耳を痒がる |
白癬 | 円形脱毛・爪の変形や炎症・脂漏症 |
ツメダニ皮膚炎 | フケ・かゆみ・ただれ |
天疱瘡(てんぽうそう) | 紅斑・膿疱・脱毛・びらん・鼻の色素脱失 |
多発性筋炎 | 成長が遅い・ご飯を食べるのが遅い・赴任・皮膚炎・脱毛・筋肉の萎縮 |
天疱瘡や多発性筋炎などを除くと、皮膚病でかさぶたができるほとんどのケースは細菌やダニによるものです。
かさぶたの原因も、痒みから患部を搔きむしってしまう為に脱毛→出血→かさぶたとなるケースが多く、自然治癒はほとんど期待できないので早めに受診し、薬を処方してもらいましょう。
犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅤ:犬の皮膚病の薬はどれを買えば良いの?
犬の皮膚病の薬 | 用途 |
---|---|
ペルマイトクリーム | 疥癬・ヒゼンダニ |
アシエンロ | 幅広い細菌性皮膚炎 |
アンチバイオティックローション | 外耳炎・アレルギー性皮膚炎・湿疹・細菌性皮膚炎 |
イリウム・ネオコートクリーム | 細菌による赤み・腫れ・痒み |
アトピカ | アトピー性皮膚炎・疥癬 |
アイチュミューン | アトピー性皮膚炎・疥癬 |
アトペックス | アトピー性皮膚炎 |
アポクエル | アレルギー性皮膚炎に伴う痒み・赤み・腫れ |
ここではインターネット通販で購入が可能な犬の皮膚病の薬をいくつかご紹介しましたが、中には「個人輸入」となってしまう薬もあります。
経口薬や塗り薬など、用法も様々です。闇雲に薬を使っても効果が無いので、まずは動物病院で受診をしながら処方薬を貰い、経過を見てくことをおすすめします。
皮膚病の場合、検査で原因の特定がしやすいのできちんと原因に合った薬を正しく使うことで早期回復に期待ができます。
犬が皮膚病になる原因と予防対策で多いQ&AⅥ:犬の皮膚病におすすめのシャンプーは?
犬の皮膚病の薬 | 用途 |
---|---|
ニゾラル2%抗脂漏症シャンプー | 脂漏性皮膚炎・酵母菌・皮膚糸状菌・クッシング症候群 |
ミコナゾールシャンプー | 白癬・マセラチア |
ミコテックスシャンプー | 細菌・白癬・皮膚感染症の予防 |
オーガニック抗バクテリアシャンプー | 酵母菌・白癬・バクテリア |
ヴェットセブシャンプー | 消毒・防カビ・抗菌・角質溶解・かゆみ止め |
ミコテックスシャンプーは病院でも処方されているマラセブシャンプーのジェネリックです。シャンプーに関しても用途が分かれているので必ず最初は受診して原因が分かった上で購入しましょう。
ジェネリックや個人輸入の良いところは病院で処方されるものよりも安く購入できるという点ですが、使用については自己責任となります。
似た用途のものがあっても勝手に購入・使用をせず、まずはかかりつけの獣医に相談してからの使用をおすすめします。
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