子犬の餌(食事)の量・回数・与え方・選び方-ドッグフード博士
ここでは子犬の餌(食事)の与え方について量や回数・選び方など、詳しくご紹介します。初めて子犬を迎え入れる方から頂くことが多いこの4つの項目について詳しく解説しているので参考にしてみて下さい。また、この内容を必ず守らなければいけないという訳ではないので、その子に合わせて柔軟に対応して下さい。
子犬の餌(食事)の与え方【目次】
基本的にどの与え方も子犬の体重を元に給餌量を計算するのが一般的です。
体重については電子計りと、子犬が入れる箱などを使って計測するのが良いでしょう。
どの方法も一日に必要な給餌量の算出方法なので、あとは子犬の月齢に合わせて回数を変更していくので1日に必要な量を回数で割って与えます。
1日に与える回数については「子犬の餌(食事)の回数」を参考にして下さい。
※参考:サイエンスダイエットのパピー用給与量の目安(1日あたり:グラム)
http://www.hills.co.jp/product/dogfood/sdd049.shtml
各メーカーから販売されているパピー用のフードを購入し、袋に記載されてりう給餌量を元に与えます。
メーカーが表示している給餌量は「月齢×体重」で計算する場合や「月齢」だけを元にしたものなど、各メーカーによって異なるので月齢や体重によって給餌量にかなり幅が出ます。
月齢 | 超小型犬(成犬時1~5㎏) | 小形犬(成犬時5~10㎏) | 中型犬(成犬時10~25㎏) |
---|---|---|---|
2~3ヵ月 | 60~70g | 140~150g | 210~220g |
4~5ヵ月 | 80~90g | 160~170g | 230~240g |
6~7ヵ月 | 90~100g | 175~185g | 250~260g |
8~9ヵ月 | 80~90g | 160~170g | 230~240g |
10~11ヵ月 | 60~70g | 150~160g | 220~230g |
12~13ヵ月 | 60~70g | 160~170g | 210~220g |
成犬時の一般的な体重を元に給餌量を決める方法です。
この方法も骨格や体格によって成犬時の体重は変わるので、与える幅が多いのが難点です。
計算式に当てはめて1日に必要なcal量から給餌量を計算する方法です。詳しい計算方法については「ドッグフードのカロリー計算方法」を参考にして下さい。
子犬の体重と月齢、フードの100gあたりのカロリーを元に給餌量を計算する方法です。この場合も月齢によって差が大きいのと、小形・大型といった体格を考慮できないのが難点です。
最も簡単なのがこの方法です。子犬の間はずっと成長期が続く為、基本的に食べられるだけあげて良いという考え方です。
但し、子犬の時期に体重が増えすぎるとヘルニアや骨の異形といった病気を発症し易い犬種もいるので注意が必要です。
月齢 | 回数/日 |
---|---|
~3カ月 | 5回 |
4か月~5カ月 | 4回 |
6カ月~成犬 | 2~3回 |
一般的には1日に3~5回と言われています。これは「消化器官が未発達」であったり「一度に食べられる量が少ない」といった理由からです。
超小型犬(トイ)や小型犬は特に子犬の時期に空腹による低血糖症を引き起こし易いので一度に大量にあげるのではなく数回に分けて少量ずつあげる必要があります。
食後は給水・運動に気を付けて下さい。特に給水に関してはメーカーによっては「ドッグフードと一緒に水を飲めるように」と書いているメーカーもあります。
但し、食後急に給水や運動をすると胃捻転の心配が出てきます。できれば2~30分あけてからお水をあげましょう。
運動に関しては理想としては2時間くらいあけてからがベストです。食後はできるだけ興奮させないようにしましょう。
子犬は消化器官が未発達なのでとにかく消化によく、エネルギーになり易いものを選んであげる必要があります。
上記5つの内3つクリアしていれば子犬に適した良いフードと言えます。大手のペットフードメーカーはどこも肉材料の割合を公表していません。
しかし、肉や魚は犬にとって消化・吸収し易く理想の食材と言えます。逆に穀物は食べられますが消化・吸収を苦手とします。
消化器官が未発達の時期に穀物の割合が多いドッグフードを食べさせると、穀物に対して食物アレルギーを発症するリスクがあがります。
上部な体を作る為の大切な時期です。栄養価が高いだけでなく、しっかりと消化・吸収できるのか?までチェックしてあげる必要があります。
「子犬(パピー)用の正しいドッグフードの選び方&おすすめランキング」では子犬におすすめのドッグフードをランキング形式で紹介しているので参考にしてみて下さい。
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